ミツキタ代表のお気軽ブログ

「気軽に読める、やさしい内容」の経済・ビジネス系ブログ。 「なんとな〜くわかった!」を目指します。

内部留保って何ですか・・

今年も残すところあと僅かとなりました。。
弊社も今年は、多くの方々にM&Aや会計、人事労務に関する相談を頂きまして、
この場をお借りして、あつく御礼申し上げます。

さて12月21日の日本経済新聞にて取り上げられた「社長100人アンケート」で、
以下のような記事がございました。

「過去最大規模に膨らんだ内部留保の活用先について、M&A(合併・買収)と株主還元との回答がいずれも44.8%に達した。好業績を背景にグローバル化や株主対応に積極的な経営者が増えている。一方、賃上げなど従業員還元は14.5%にとどまった。
 政府は官民対話などを通じて企業に賃上げを求めているが、資金の使い道について両者の意向が必ずしも一致して…」

この記事は少しおかしなところがあります。
「・・内部留保の活用先について・・」

会計、経理、税務等に精通している方ならわかるかと思いますが。。
そもそも”内部留保”は、貸借対照表の利益剰余金部分を一般的に指しているようですが、
内部留保(=利益剰余金)は、会社がスタートしてからの理論上の利益(または損失)の
累積値であり「手元に残っている現金」ではありません。

売掛金・材料・設備などなど・・すでに過去に様々な形にかわっているわけです。

つまり「内部留保(利益剰余金) ≠ 手元にある現金」です。

一例として、以下のトヨタさんの平成27年3月期の決算報告書を例にしてみます。


現金と利益剰余金の金額が違うと思います。
よって「内部留保を***に使え〜」とかいう議論がたびたび、メディアや政治家などで
議論されていますが、あまり意味がない議論と言わざるを得ません。

「内部留保=使わずにためているお金」というイメージを与えやすい文言なので
間違った議論・結果にならないように皆さまお気をつけください。

なお、「内部留保」という言葉は、会計・簿記の正式な用語でもないので、
上場会社で提出が必要とされる決算短信、有価証券報告書などでも
表示されることはありません。。
もちろん上場していない会社も同じです。。




カテゴリ
M&A
日時
2015年12月28日15:27
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