日記

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【「ボランティアと暴徒とのハザマ」震災語り部の講話から】

阪神淡路大震災では、多くの中小企業が大きな被害を受けて廃業した。
一方、ボランティアという大義名分を掲げて勝手に行動する人がいた。
正義の意味をはき違えてモラルを失った人がいたことは残念である。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『当時63歳であった私は、家業である従業員35名ほどの小さな牛乳
会社を兄とともに営んでいました。』

『牛乳工場の朝は早く、地震のあった時は出勤の途中で、私の乗った
軽自動車が飛び上がるように上下に揺れると、交差点の街灯はすべて
消え、車のヘッドライトだけが前方を照らしておりました。
一瞬「タイヤが4つ同時にパンクしたのか?」と感じたのが、最初の
印象です。』

『暗闇の道路を進み、私は会社へと急ぎました。そして門を過ぎた時、
ヘッドライトの先に照らされる見慣れた4階建ての工場が大きく左に
傾いているではありませんか。息が止まる思いでした。』

『地震の翌日、工場の近くまで来ると、多くの人が私の会社ネームの
入った牛乳箱の商品を持って走っているではありませんか。暗闇の中、
ビルの冷蔵庫に入りますと、見知らぬ数人が外にいる人に手際よく商
品を手渡しています。
従業員に尋ねますと勝手に入り込んで持ち出しているとのことでした。
いずれ行政からの要請があり次第、またそれがなくても各避難所に配
給するつもりでおりましたが、あまりの凄まじさに唖然。わずかの時
間で、冷蔵庫にあった数万本の商品は跡形もなく消えてしまいました。
水もなく、行政の対応も当初はうまく機能せず、必要としている人が
いたことはわかりますが、それにしても嫌な思いだけが残りました。』

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは、まさに窃盗である。
「弱者である住民の生活を助けるために、資本家である会社経営者が
商品をタダで差し出すのは当たり前のことだ。その手助けをしている
自分達は正義の味方だ・・・・」

彼らの論理は、こういうことだったのだろうか。
嫌な思いだけが残っているのは、私も同じである。


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2020年01月13日11:46
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