日記

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【食品スーパーの強み&衣料スーパーの弱み】

経済産業省「商業動態統計」から、スーパーマーケット商品別販売額
推移を見ると、飲食料品が底堅い動きであるのに対し、衣料品は、
減少傾向で苦戦している。

前職の会社で初めて開発したショッピングセンターでは、キーテナ
ントとして、1階に食品スーパー、2階に衣料スーパーがあったが、
衣料スーパーは開店してしばらくして倒産し、後継テナントの衣料
スーパーも苦戦していた。

一方、食品スーパーは隣地にある市場と相乗効果を発揮して好調な
滑り出しを見せ、バブル崩壊後も、月間売上高が前年同月を下回る
月は一度もなかった。

両者の違いは、どこにあったのだろうか。

一つには、不況でも「食」は強いということである。
現在のコロナ禍においても、食品スーパーには多くの来店客があり、
パスタ、バターなどは多くの店で品切れになっている。

衣料スーパーの致命的な弱みは、在庫問題である。消費の抑制と、
消費者の低価格指向、流行の移ろいの中にあって、売れ残り商品が
滞留する反面、一定の品揃えがなければ品切れの機会損失が生じる。

前職の会社のショッピングセンターでは、食品スーパーに広いバッ
クヤードが必要であることは理解していたが、衣料スーパーには、
十分な倉庫を用意していなかった。そのために、後継テナントは
広い階段の幅半分ぐらいに段ボールの箱を積み上げていた。

消防法上問題のあることは認識していたが、とうとう地元消防署の
抜き打ち検査を受けた。この消防署には学生時代の友人がいたが、
検査官は、「ここに◎◎君の友達がいると聞いたが誰だ」と言った。
私が仕方なく手を上げると、「消防署は恐いところだということを
皆に言っておけ。」と言った。

結局、この後継衣料スーパーも退店した。その次の後継テナントは
新興ディスカウンターである。ディスカウンターは、低価格訴求に
頼るだけでなく、在庫問題を解決する。従来の店も、バーゲンや
アウトレットで在庫を処分しようとしたが、恒常的に在庫問題を解
決する業態としてディスカウンターが生まれた。そして、ディスカ
ウンターの仕入先はマル秘である。

ショッピングセンターの家主にとっては、賃貸収入が大幅に減った。


カテゴリ
経営戦略
日時
2020年06月17日14:41
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