日記

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【和菓子店vs洋菓子店・・・「業種別経営事例辞典」より】

日本人の生活の中で、和洋菓子は無くてはならない存在である。
古今東西を問わず、人間は甘いものがなくては生きていけない。
戦争中は、酒保品の中でも、酒と煙草と並んで菓子は貴重品で、
南洋の前線にいた父親は、羊羹を丸かじりした話や、栗饅頭と
シュークリームを一度に10個ずつ食べた話をよくしていた。

和菓子と洋菓子のどちらが好きかという話を昔からよくした。
具体的には、餡とクリームのどちらかということである。

父親はもっぱら餡が好きで、餡パンをよく買ってきた。また、
蒸し羊羹が大好物で、今でも霊前にお供えすることがある。

子供達は、餡パンよりクリームパンが好きで、誕生日とクリス
マスにだけ食べれるデコレーションケーキを楽しみにしていた。
当時のバニラクリームは、最近の生クリームではなく、濃厚な
バタークリームである。大きなバラの花は取り合いになった。

和洋菓子の市場を見ると、洋菓子より和菓子の方が多い。
日本人には歴史的に和菓子が根付いており、茶道部にいた娘は
茶会のお饅頭を選ぶのを楽しみにしていた。

前職の会社で、私が初めて高架下の駅構内に5〜6店舗の出店
企画をした時、天保初年創業、お菓子づくり一筋に200年の
伝統を守り続けてきた老舗が応募してきた。隣の駅の近くに本
店があり、地元では有名な和菓子店だった。

ところが、電車と並行して走る高速道路の高架下にある洋菓子
チェーン店のオーナーが怒鳴りこんできた。
「高架下に何か作る時はワシに相談に来るように言った筈だ。」
鉄道の高架工事では、周辺の住民に迷惑をかけることが多く、
見返りに出店を受け入れることは多い。

私達から隣駅の和菓子店が出店することを聞いて彼は逆上した。
「思ったとおりだ。ヤツはワシの鼻をあかしに来よった・・。」

急いで和菓子店の店主に話をすると、店主は落ち着いて言った。
「ウチは、あんなチャラチャラしたお菓子、関係ありません。」

チェーン展開を進めていた洋菓子店は、低価格で人気を集め、
大阪証券取引所に上場もしていたが、その後経営が行き詰まり、
2003年(平成15年)1月に民事再生法を申請し倒産した。

和菓子には、そのような安売りチェーン店を見かけない。


カテゴリ
経営戦略
日時
2020年06月03日04:19
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