日記

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【食品スーパーの危機・・・「業種別経営事例辞典」より】

商店街にとっても、住宅団地の開発にとっても、「食品スーパー」は
集客のための強い味方である。

理由は、消費者にとっては、「食」こそが、何よりも優先する生活必
需品だからである。

震災で全焼した商店街では、その中央で人気を集めていた「食品ス
ーパー」が、いち早く復活して復興の要となった。

前職の会社では、神戸市北区で800戸を超える住宅団地を開発した
時、その中央に大きな「食品スーパー」を誘致した。それまでこの
地域にはミニ・コープしかなかったため、私の一家を含む地元の住
民は大変喜んで、毎日のように買い物に行った。

ところが、どちらの「食品スーパー」も倒産してしまったのである。

理由は「立地」である。商店街に出店している食品スーパーやコン
ビニは多いが、たいていは商店街入口の、駅に近いところにある。

住宅団地に誘致した「食品スーパー」も、当初は団地の中ではなく、
進入路の入り口の幹線道路沿いを希望していたという。

前職の会社の上司は、パートの主婦たちに、すぐに次のテナントを
見つけるので待っていてほしいと言っていたが、その建物は、長い
間空室のまま放置された揚句、ついに取り壊されてしまった。

地元の住民の買物は、幹線道路沿いにできた大きな食品スーパーと、
コープの個別配達で充足された。

商店街の「食品スーパー」跡は、今でも不動産会社から募集広告が
出ている。売場面積133坪で50万円を超える月額賃料では、この
立地で後継テナントを見つけるのは難しいだろう。しかし、この商
店街を復活させるためには「食品スーパー」が必要なのである。

通常の商店街組合では、このような場合「共同店舗」を設立して、
足らない業種を補うのであるが、組合員が高齢化していることや、
駅から遠く離れた立地を考えると、見果てぬ夢になるのだろうか。


カテゴリ
経営戦略
日時
2020年06月28日11:03
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