BizEmail.JP キャリアアップ塾

ビジネスパーソンの仕事力向上を支援する、男女共学バーチャル塾のブログです。英・和文ライティング、プレゼン、話し方、ビジネススキルなどを内容とした書籍、雑誌や、便利なツール、PCソフトなどを教材とし、スクーリングも予定しています。

「伝わる・揺さぶる!文章を書く」の勧め - PHP新書

 ビジネスの文書、手紙、メールなどは、簡潔で、分かりやすく、また、目的によっては論理的に書かれ、説得力がないと、相手にされないばかりか、読まれないまま捨てられることになりかねません。

 近年、長々とした時候等の挨拶で始まるビジネスの文書などが減り、読む側に書く側の意図を分かりやすく伝えようと、考えて書かれているものが増えています。しかし、まだ、ひとりよがりで書かれた冗長なものが多く見られます。



 「日経ビジネス アソシエ 」(2009/5/19号)が、特集記事「あなたが今読むべき本」を掲載し、その中の「より良い仕事のための先行投資80冊」と題する記事のなかで、7つの分野に関する本を推奨しています。

 その分野の一つ「話す・書く」に関しては ・・・・意思疎通なくして、良い人間関係はあり得ない - - - 「話す」と「書く」は、ビジネス本の最大ジャングルと言える。膨大な本の山から良書を選び、伝わる表現を身につけよう・・・・ という書き出しで、「伝わる文章を書く本」について、次の8冊が紹介されています。

 「日本語の作文技術」本多勝一 著 朝日文庫
 「理科系の作文技術」木下是雄 著 中公新書
 「伝わる・揺さぶる!文章を書く」 山田ズーニー 著 PHP新書
 「ビジネス文完全マスター術」篠田義明 著 角川 on テーマ21
 「報告書作成法」野村俊夫 著 日刊工業新聞社
 「調べる技術・書く技術」野村 進 著 講談社現代新書
 「日本語が亡びるとき」水村美苗 著 筑摩書房
 「明解国語辞典 携帯版」北原保雄 著 大修館書店

 これらの本は、アソシエ編集部が数多くの本から数を絞り選定したため、推薦本の数が多くありませんが、「日本語の作文技術」のような書き方のバイブルとしてよく知られているものから、「調べる技術・書く技術」のように書くことを職業とする人の必読書と言われるものまで含まれ、書く目的によって本を選ぶことができます。

 どの本も選ばれただけのことはある評価の高い本ですが、その中でも山田ズーニー氏が書かれた「伝わる・揺さぶる!文章を書く」は多くの読者から支持されています。一度読むと、あなたの書くことに関する考え方を変えることになるかもしれません。



 この本は 2001年に発行され、以後何回も増刷を重ねており、 2002年に発行された朝日新聞社発行 AERA Mook「日本語文章がわかる。」の特集「『日本語文章』がわかるブックガイド・リスト50」に、以前から名著と呼ばれる「日本語の作文技術」(本多勝一著)、「文章読本」(谷崎潤一郎著)、「論文の書き方」(清水幾太郎著)、「文章の書き方」(酒井憲一著)、「ホンモノの文章力」(樋口裕一著)などとともに選ばれました。

 この本のコアとなっているのは、著者が長年の経験・知識に基づく深い洞察力で、書くために何をどう考えていくかについて具体的に解説した、次のような7つの要件からなる思考法です。

 1 意見:自分が一番言いたいことを発見する
 2 望む結果:何のために書くか? 集め方・絞り方・決め方
 3 論点:何を書くか? 集め方・絞り方・決め方
 4 関係性1:相手(読み手)はどんな人かを知り、相手に応じて書き分ける
 5 関係性2:相手の側から見た自分の立場(メディア力)を発見する
 6 論拠:説得のためにいかに視野を広げるか?
 7 根本思想:自分の根っこの想いに忠実か?

 この7つの思考法に基づき、次のようなケースにおいて文章を書くための実践例を紹介しています。

 1 上司を説得する文章を書く
 2 お願いの文章を書く
 3 議事録を書く
 4 志望理由(自薦状)を書く
 5 お詫びする文章を書く
 6 メールを書く

 以上のように書くと、「よく分かるビジネス文章の書き方・・・・」のようなマニュアル的な本のよう思われるかも知れませんが、マニュアル本とは違い、書くことの基本である「考え抜く方法」を具体的に教えてくれる、少ない本の一冊です。

 わたしは、これまでビジネス文章力を向上させることについて書かれた本や特集記事を掲載した雑誌を何冊となく読みましたが、「伝わる・揺さぶる!文章を書く」を読んで、初めて文章を書くことについて深く考え、書くことに感動を感じるようになりました。
 この本を、そつがない事務的な文章を書きたいと思っておられる人にはお勧めしませんが、思いや考えを相手にきちっと伝えられるように「書く」ことに関心のある方には、是非、読んでいただきたい本です。

(参 考)

* 東洋経済新報社発行「Think!」Spring 2005 No.13 「『プロの仕事力』究極のビジネス・スキル上達法」特集号には、著者が書いた「思いを伝えるビジネスツール『目指す結果を出すための文章力』」(P 44 - 49)が掲載されており、その中に「伝わる・揺さぶる!文章を書く」のコアとなっている考え方が分かりやすく書かれています。
 大きな書店には「Think!」のバックナンバーが揃っていますので、同誌を山田氏の他の著書とともに読まれてはいかがでしょうか。

「伝わる・揺さぶる!文章を書く」についての アマゾン・ドット・コムのカスタマーレビュー を見ると、多くの方が高い評価をされておりますが、その一つを紹介します。

 〜 相手に伝わるためにはどういう文章を書くべきか?という文章の書き方に対する問いに、まずはゴール(相手へのメッセージ)を考えて、そこから文章に含めるべき内容を検討していけるよう、例文を交えながら7つのステップを紹介している。注目すべきは、最終的に相手に合わせるだけではなく、自分しか伝えられない価値ある意見を相手に伝えるためには、どうするべきか?まで触れている点である。 本書の最後に「相手という個性に、自分として向き合ったとき、自分の中に湧き起こってくるものがある。その相手だからこそ言いたいこと。自分にしか言えないこと。そういうものに、私たちはもっと忠実になっていいと思う。」とある。
 これを実現するため、相手の立場を理解するための具体的な方法等に触れている本書は、一つ上の文章力・考える力を目指す上で一読の価値があると思う。〜 

* 著者 山田ズーニー 氏について
 ベネッセコーポレーションで小論文通信教育のプロデュースに携わり、通信教育誌『encollege小論文』編集長として、高校生の考え力、書く力を伸ばす教育に尽力された。その後独立され、文章表現・コミュニケーションインストラクターとして、執筆・講演や企業研修、教育ソフトのコンテンツ開発など、多方面で活躍されています。

 糸井重里氏が運営されている「ほぼ日刊イトイ新聞」 (http://www.1101.com/home.html) に「おとなの小論文教室」を連載されています。

  「ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室」
  URL:http://www.1101.com/essay/

 他の著書:「あなたの話はなぜ『通じない』のか」/「話すチカラをつくる本」/「おとなの小論文教室。」/「おとなの進路教室。」/「理解という名の愛がほしいおとなの小論文教室。II 」/「考えるシート」など


(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 このブログでは、短時間でビジネスに関する雑誌記事や本の概要を知っていただくことを目的とし、記事の一部転載を著作権による制限内で行っています。
 本記事の内容について詳しく知りたい方は、PHP新書「伝わる・揺さぶる!文章を書く」や日経ビジネス アソシエ 5月19日号を購入され、理解を深めて下さい。
 また、特集記事「あなたが今読むべき本」については、次の日経ビジネスアソシエのウェブサイトを参照してください。

  日経ビジネスアソシエ ウェブサイト
  URL: http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/BA1157.html

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
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(Revised on May 31, 2009)
カテゴリ
仕事力
日時
2009年05月27日01:10
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読まれる書き方、バカにされる書き方 - President 誌から

 ビジネスの文書、手紙、メールなどは、直接会って話す会話と違って相手に送るものだけに、相手から誤解を受けたり、相手に悪い印象を与えないよう書く必要があります。また、忙しい人が多いことを考え、相手から早く、好意的な対応を得るためも、内容が簡潔で、表現が的確でなければなりません。

 企画書など社内文書の多くは紙面が限られるため、書く内容を厳選し、表現にも工夫して、どのように上司、部下に理解させるか、動かすように作成するかが成否を分けます。

 このようなライティングを学ぶことは、あなたの「仕事力」を飛躍的に向上させ、ビジネスの成功や昇進に役立ちます。

 今回は、最近発売された「プレジデント」誌(2009/6/1号)が「読まれる書き方、バカにされる書き方」という特集記事を掲載していますのでご紹介します。



特集記事の概要

「読まれる書き方、バカにされる書き方」 〜 企画書、メール、詫び状・・・社長16人が自ら添削!

 ビジネスで文章を書く目的は、人に伝えるためだけでない。自分自身の考えをまとめるために書くシーンも多いはずだ。思考を深め、価値を生むためのエッセンスを伝える。

* 直伝! これが「人を動かす」テクニックだ
 勝敗を決する「詰めの俯瞰」書類は必ず清書せよ - 一次原稿をワープロで打ち、手書きで修正を加える:
                                            住友信託銀行 会長 永守重信氏
 メッセージの真髄は「着眼大局、着手小局」にあり - 紙の上で書くことで無駄が省かれ、思考力が磨かれる:                                                 コマツ 会長 坂根正弘氏
 なぜ私はあの瞬間「清冽な地下水」が浮かんだか - 思想的な深みや内面を感じさせる文章であれば、美文でなくても相手に届く:                                     SBI HD CEO 北尾吉孝氏

* 書けない、伝わらない・・「7つの悩み」克服法
 優れたビジネス文書を作成するには、まずは明確な問題設定を行うこと。タイトルのつけ方、全体の構成やデータの見せ方にもひと工夫が必要だ。小説を書くときの手法からメモの作り方、表現力の磨き方まで、次の7つの悩みについて、齋藤 孝氏(「声に出して読みたい日本語」作者)と藤原智美氏(芥川賞受賞作家)がプロのワザを紹介する。
  1 最初の一文に何を書けばよいかわからない
  2 文章の構成をどうすればよいかわからない
  3 一般論や抽象論が多くなってしまう
  4 事例やエピソードの引用がうまくできない
  5 データや数字の見せ方がヘタだ
  6 表現力に乏しい、ボキャブラリーが貧困だ
  7 目を引くキーワード、タイトルが浮かばない

「100点文書 VS 赤点文書」 トップ自ら添削!
 簡潔にまとまっているか。ストーリーがあるか。意見と事実がしっかり分けられているか。何より考えがきちんと練られた文章になっているか。文書作成のヒントとエピソードを初公開する。

 目が覚める提案書: 「機能価値」を「情緒価値」まで落とし込め 花王社長 尾崎元規氏
 簡にして要の報告書: 本質を理解していれば、必ず「絵」にできる:
                                スクウェアエニックスホールディングス社長 和田洋一氏
 火をつける指示書: クールな論理にウォームなコピーを加えよ 三菱ケミカルホールディングス 小林喜光氏
 心を刺す企画書: 熟慮の結果を巧みに「結晶化」せよ  INAX 社長 川本隆一氏
 乾坤一擲 [けんこんいってき] の依頼状: 熟慮、熱意、行動・・相手の立場になりきれ ミクシィ社長 笠原健治氏
 顔が浮かぶ案内状: 「格調高さ」と「読みやすさ」の両立がカギ
                             ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナル社長 窪山哲雄氏
 ホームページ: 中立的な視点で商品の「ポジション」を示す ガイアックス社長 上田祐司氏
 感謝される断り状: 信念と確信のある断りは相手のため セイコーエプソン相談役 草間三郎氏
 納得の詫び状: 表面だけの解決はすべきではない 住友林業社長 矢野 龍氏
 縁を深めるお礼状: 印象を伝えることが、いちばんの感謝である テルモ社長 和地孝氏
 一発必中の社内メール: 「会話」「直筆」決め手はアナログの合わせ技
                                      伊藤忠テクノソリューションズ社長 奥田陽一氏
 知恵を生むスケジュール&メモ: ネタは「中吊り」と「空き時間」にあり JTB社長 田川博己氏
 勝利を呼ぶ議事録&シナリオ: 会議の成否の八割は準備段階で決まる 双日社長 加瀬 豊氏

図解 「KYメール、頭が良いメール」:  ビジネスメールコンサルタント 平野友朗氏
 ビジネスマンのメール処理に要する時間は、一日4時間以上に及ぶという。メールの送受信を効率化し、コミュニーケーションを円滑にする。ひいては仕事力をアップさせるビジネスメールのポイントを解き明かす。
  基礎編: 効率化を目指すテクニック
  上級編: 好印象を残すマナーと作法
  落とし穴: メールの常識・非常識を再確認

悪党・悪女の便利なユーモアレトリック:  フランス文学者 鹿島 茂氏
 同じ内容を伝えるにしても、言い方一つで、人は味方にもなれば敵にもなる。言葉によって相手を動かす極意を、古今の大物のエピソードのほか、東西の文学作品から拝借する。
  自分が失敗したとき
  出来の悪い部下を褒めるとき
  取引先へ苦情を呈するとき
  相手に要求を呑ませるとき
  不本意ながら要求を呑むとき
 
大人の品格 美しい日本語・敬語入門:  昭和女子大学学長 坂東眞理子氏
 〜 「お目もじいただく」をどんなとき使う? 〜
 書き言葉に対して、話し言葉以上に苦手意識を持っている人は少なくないだろう。ビジネスシーンにふさわしく、折り目正しい日本語や相手に好印象を与える敬語はどうすれば身につくのか。
  初級編: まずは「型どおり」から始める
  中級編: 違う「言語空間」に身を置く
  上級編: 相手に「時間」を使わせない心づかい
  敬語編: 気を付けたい丁寧表現、言い回し

KYメール」とは

 「図解『KYメール、頭が良いメール』」の記事中の「KYメール」は 「空気の読めないメール」を意味し、その反対のメールを「頭が良いメール」と表現しています。

 また、記事中に「KYメール度チェックリスト」 (P.73)、「送り手と受け手の意識の差はこんなにも!」 (P.74)、「『仕事をスムーズに進めるメール』10のツボ」 (P.75)、「ビジネスメールのエッセンスを凝縮!使える事例、言い換えフレーズ集」 (P.76 - 77) という図表があり、皆さんが書かれるメールをチェックし、改善されるのに役立ちます。

 各記事で印象に残った語句

 「書けない、伝わらない・・・『7つの悩み』克服法」では、プロ作家のとっておきの文章術を教えましょう。全体のストーリーをつくる前にシーンをバラバラに書きため、それらを後からつなぎ合わせる「箱書き」と呼ばれる手がある。

 「勝敗を決する『詰めの俯瞰』書類は必ず清書せよ」では、これはマイクロホンの発達と政治家の語る言葉の関係に似ている。その昔、マイクを使える場が限られ、性能もよくなかった時代、政治家は一つ一つの言葉を選び抜き、渾身の力を込めて聞き手の心に語りかけた。

 「メッセージの神髄は『着眼大局、着手小局』にあり」では、部下の慎重論に対して、トップなら歯切れよく断言することができるのだ。私(コマツ 会長 坂根氏)はこのとき、スタッフが上げてきた原稿に「犠牲にする機能を先に決める」と追記した。

「なぜ私はあの瞬間『清冽な地下水』が浮かんだか」では、それが僕の頭に焼き付いていたからこそ、あのときとっさに口をついて出てきたのでしょう。そういう言葉のストックが豊富にあり、最適なタイミングで取り出せることを、教養という。

 「大人の品格『美しい日本語・敬語』入門」では、類語辞典は便利ですが、安易に言葉だけを言い換えると不自然になる場合があります。言葉はあくまでも背景や文脈の中で成立しているので、前後関係まで含めて正しい使い方を知らなければなりません。

 「図解『KYメール、頭が良いメール』」では、あなたは送ったメールの返事をタイムリーに受け取っているでしょうか。相手からのメールの返信が遅いと感じることが多いなら、それは相手ではなく、あなたのメールに原因があるのかもしれません。

(BizEmail.JP ブログ編集者から)

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 記事の内容について詳しく知りたい方は、プレジデント誌 2009年6月1日号を購入して下さい。 

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
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(参 考)

「プレジデント」(PRESIDENT)誌について

 プレジデント社が月二回発行するビジネス雑誌。各界のリーダーや学者・専門家の参画を得て、ビジネスの展開に必要な知識の特集や最新の話題、情報を紹介しており、若い人にも参考になります。
 
         プレジデント社ウェブサイトURL: http://www.president.co.jp/pre/

(Updated May 18, 2009)

カテゴリ
仕事力
日時
2009年05月13日17:56
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日本語表現力 トレーニング (日経ビジネス アソシエ 2月17日...

 ビジネス文書は的確かつ簡潔で、分かりやすいものでなければなりませんが、残念ながら独善で冗長なものが多く見られます。
 皆さんの多くは、日本語が仕事の土台でしょうから、日本語の表現力があるかないかがビジネスの成果に大きな影響を及ぼします。母国語が日本語であれば、基礎から学ばなければならない他の言語と異なり、基本ルールを学ぶという最小限の努力で、表現力をアップできます。
 不景気な時こそ、(時間があって、普段あまりしない) 日本語を学ぶのによい時期だと本や雑誌で読んだことがありますが、世界的な不景気のこの時期に、あなたも確実に成果のでる日本語スキルを身につけませんか。

 日経ビジネス アソシエ 2月17日号が、スキルアップ最前線シリーズの一つとして「サバイバル時代に必須のスキル - ビジネス文書の達人になる - 日本語表現力 トレーニング」と題する特集をしていますので、その主な内容をご紹介します。



 ビジネス文書には、そもそも何を書くべきか?

 産業技術総合研究所デジタルヒューマンセンターの研究チーム長中田亨氏は、「多くの人が、受け取る相手にアピールする材料を書くと考えているが、それは間違い。正しくは、相手がその上司に対して説明できる材料を書く。」と指摘し、次のような具体的な手法を紹介しています。

 1 「上司の上司」目線で考える

  - 「上司の上司」の立場になって宣伝材料を書く - 担当者が上司、上司がその上司と、理解を得やすい
  - 1枚目に概要をつける - 読む側が、内容の判断を早くできる

 2 一読して理解できる文章を書く


 トレーニングで基本を体得する

 一橋大学准教授石黒圭氏は「ルールはたった一つ。前から順に読んで理解できる文にすること。」と解説しし、前から読んで理解できる文にするため、次のような手法を例題形式で紹介しています。

 1 曖昧さを排除する
 2 語順を適切にする
 3 後続文の展開を予告する
    予告する語句を早めに提示すれば、読み手に後続文の内容を素早く理解させ、負担を減らせる。
     接続助詞:であり、おかげで、ので、したら
     接続詞:ところが、従って、ただし、例えば
 4 リズムを工夫し、単調さを防ぐ
    ルール1:丁寧形「です・ます」と普通形「だ・である」を混在させる - 文章が立体的になる効果がある
    ルール2:現在形と過去形のスタイルを混在させる - 文章に臨場感を生む効果がある
    ルール3:文末の接続詞「のだ」をタイミングよく入れる - 文章が引き締まり、まとまりが出る効果がある
 

 ビジネスの現場で評価される文書

 ビジネス現場での文書実例として、ユニ・チャームの報告書「1Pローリング」と東洋経済新報社の企画書「IDEA HACKS!」を紹介し、参考となる文書作成スキルを分析しています。

(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 このブログでは、お忙しい皆様が短時間で記事のエッセンスを知っていただき、スキルアップされるよう記事内容をコンサイスに編集しています。また、著作権による記事内容の紹介に対する制限もあります。詳細については、日経ビジネス アソシエ 2月17日号を購入され、理解を深めて下さい。

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

 (参 考)

 日経ビジネス アソシエ URL:http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20090204/185050/

 (Last updated March 15, 2009)
カテゴリ
仕事力
日時
2009年02月09日12:12
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書く力向上:共同通信社記者ハンドブックとATOK活用

 手紙や文書を書こうとすると、漢字にするかひらがなか、どこまで送り仮名をつけるか、また、どちらでも通用するものもあり、適正な表記(書き方)をどうしたらよいか、迷われるのではないでしょうか。

 近年、ビジネスやメディアの現場では、「〜致す」(補動)を「〜いたす」のように日本語表記には漢字をあまり使用せず、ひらがなを使用します。

 それに加え「新らしい」を「新しい」など送りがなの正しい付け方、「コンピューター」を「コンピュータ」など外来語のカタカナ表記の統一、「宅急便」と「宅配便」など商標登録と普通名称の使い分けといった表記についての認識が高くなり、文書には適正な日本語表記が求められます。

 ビジネス文書、特に対外文書の作成については、そうした適正な表記について日ごろから知識を得ておくことが必要で、書いた人の知性と品位が疑われないよう、また、会社・団体の信頼が損なわれないよう、「書く力」を養うことが必要です。

 「書く力」が仕事力を高める!というのは、福島哲史氏の近著の題名ですが、あなたが書かれた文書によって、あなたの「書く力」や「仕事力」が評価されているかもしれないのです。

1. 共同通信社 「記者ハンドブック」新聞用字用語集 の活用

 日本語ライティングの際、漢字、仮名、外来語などの適正な表記をするのに便利なのが、新聞記者などプロが文書を書く際に指標としています次のハンドブックです。内容については、文末の「記者ハンドブック」目次をご覧ください。

 1956 年共同通信社系の新聞記者のために初版が発行され、現在では、新聞記者などメディア関係者だけでなく、多くの色んな分野のビジネスに携わる人にも使用されています。ライティングには、このハンドブック一冊で事足りると言っても過言ではありません。

共同通信社 「記者ハンドブック」 新聞用字用語集

    編著者:社団法人共同通信社
    発  行:株式会社共同通信社

 「記者ハンドブック」のサイズはコンサイス版で、約740 ページですので軽く、かばんに入れて携帯したり、いつも机の上に置いておくのにも便利です。現在、第11版が書店やアマゾンドットコムで販売されています。
 なお、朝日、毎日新聞社からも類似の記者ハンドブックや用語の手引が出版されています。



 ビジネス文書の適正な表記や書き方に関します書籍については、このブログ の最後にあります参考欄に紹介していますので、書籍購入のご参考にしてください。

2. 日本語入力システム 「ATOK」 と 「共同通信社 記者ハンドブック 辞書 for ATOK」 の併用

 コンピュータ、携帯情報端末、携帯電話などに日本語を入力するには、インプットメソッド (日本語入力システム) とよばれるソフトウェアが必要で、パソコンの場合、購入時に、Windows は「IME」、Macintosh は「ことえり」がインストールされています。

 「IME」または「ことえり」を、株式会社ジャストシステムが開発した日本語入力システム「ATOK」(エイトック) に入れ替え、「共同通信社 記者ハンドブック辞書 for ATOK」(ダウンロード版)をパソコンにインストールすれば、共同通信社「記者ハンドブック」を見なくても、その用例に従って、適正な日本語入力ができます。

 具体例として、「そうかい」とタイプしますと、下に表示しています変換単語選択画面のように、変換候補語の前または後ろに《記:注意》または矢印「→」が表示され、適正な表記(画面では「爽快」)、または、より一般的な表現(画面では「さわやか」または「快い」)を選択することができます。




(参 考)

1. 漢字・仮名使い分けなど書き方の参考となる書籍 (順不同)

 (漢字・仮名使い分け、助詞などに詳しい書き方の書籍)
  恥をかかない 日本語の常識 日本経済新聞社 編・発行
  説得できる 文章・表現 200 の鉄則 日経BP社 編・発行
  役立つ・身につく ビジネス文章力 福島哲史 著 ぱる出版
  これは便利! 正しい文書がすぐ書ける本 小川 悟 著 日本経済新聞社
  ビジネス文書の書き方(第二版) 安田賀計 著 日本経済新聞社
  ちょっとした技術でだれでも上達できる 成川式 文章の書き方(新訂版) 成川豊彦 著 PHP研究所

 (実用的な書き方の書籍)
ビジネスパーソンのための 書き方入門 野村正樹 著 日本経済新聞社 発行
  相手に伝わる日本語を書く技術 一の坪俊一 著 日本経済新聞社 発行
  わかりにくい勘違いはなぜ起こる?すぐに使える!ビジネス文章の書き方 高橋昭男 著 PHP研究所
  おカネになる文章が書ける 和田秀樹 著 新講社
  あたりまえだけどなかなか書けない 文章のルール  堀内伸浩 著 クロスメディア・パブリッシング
  最初の3秒で心をつかむビジネス文章術 堀内伸浩 著 日本実業出版社
  YES と言わせる文章術 樋口裕一 著 青春出版社
  入門 しっかりした日本語をきちんと書く 日本語文章力 渡辺富美雄 著 かんき出版

 (論理的な書き方の名著)
  文章の書き方 辰濃和男 著 岩波書店
  文章の書き方 会得の12ポイント 酒井憲一 著 丸善
  日本語の作文技術 本多勝一 著 朝日新聞社
  仕事文の書き方 高橋昭男 著 岩波書店
  伝わる・揺さぶる!文章を書く 山田ズーニー 著 PHP研究所
 
2. 「記者ハンドブック」 新聞用字用語集 の目次(第11版)

    まえがき
    新聞記事の大原則
    記事の書き方
 ・ 新聞漢字・仮名遣い
    漢字使用の原則
    新聞漢字表
    表外漢字字体表
    人名用漢字
    現代仮名遣い
    「ぢ」「じ」、「づ」「ず」の使い分け用例集
    送り仮名の付け方
 ・ 用字用語集
    用字用語集
    外来語の書き方、用例
    外来語用例集
    運動用語仮名表記
    病名・身体諸器官
    誤りやすい用字用語・慣用句
    紛らわしい法令関係用語
 ・ 書き方の基本
 ・ 記事のフォーム
    記事のフォーム
    日時の書き方
    地名の書き方
    人名、年齢の書き方
    数字の書き方
    計量単位の使い方
    計量単位換算表
    主な計量単位と種類
    運動記事の書き方
    皇室用語について
    横書きの方式
 ・ 資料編
    全国の市名・区名
    紛らわしい地名
    主な建造物・山岳
    紛らわしい会社名
    特定商品名と言い換え
    新聞略語集
    各国主要航空会社
    外国人名表記例
    外国地名一覧
    樺太、千島の地名の書き方
    外国の地名・人名の書き方
    人名等に使われる中国略字表
    年号・西暦対照表
 ・ その他:時差表、年齢早見表、目次、牽引


(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 わたしは、約20年間「ATOK」を日本語入力に使用していますが、最近この辞書ソフトをジャストシステム社のウェブサイトで知り、ダウンロードして使用しています。 また、併せて「ATOK」「単語登録」機能を効果的に利用することにより、日本語変換がより正確、迅速になり、また、入力の手間を軽減することができました。

 なお、「ATOK」には、Windows とMacintosh などの OS 用があり、「IME」「ことえり」よりも高度な漢字変換性能について定評があります。最新バージョンは「ATOK 2008」です。

 詳細は、次のURLのジャストシステム社ウェブサイトを参照され、使用されていますパソコンで上記のソフトの使用が可能かどうか確認してください。

URL: http://www.atok.com/option/press/

 ▼「ATOK 2008 for Windows」
 https://www.justmyshop.com/app/servlet/cc40?m=jui5a03

 ▼「ATOK 2008 for Mac」
 https://www.justmyshop.com/app/servlet/cc42?m=jui5a04


BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
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 (Last Updated October 4, 2008)
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仕事力
日時
2008年08月12日07:06
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松尾照代さん「あでやっこ水中写真展」開催

 本年3月末、神戸商工会議所(会員サービスセンター)を退職された松尾照世さん(松尾照代さんの水中写真家名)と松尾さんが所属されます 「あでやっこ」(Adeyacco Under Water Photo Club) の皆さんが、次のとおり8月3日から三宮のギャラリーで「第14回あでやっこ水中写真展」を開催されています。
 インドネシアなど海外や、沖縄の海底で撮影された珍しい魚や、海中動物、海底植物のきれいな写真は、会場に流される海岸での波の音とともに、コンクリートジャングルの暑さを忘れさせてくれます。
 また、写真に写った魚たちや海中動物の愛らしさは、ことばでは言い尽くせないほどで、お子さんを会場にお連れになれば、きっと気に入られることと思います。
 会場がそごう神戸店のすぐ東側で、最終日を除き、夜は7時までですので、「あでやっこの海」に囲まれて松尾さんと思い出話に花を咲かされ、夏のひとときを過ごされてはどうでしょうか。
 
 開催日:2008年8月3日(日)〜10日(日)
 時  間:午前11:00 - 午後7:00 (最終日午後5:00)
 会 場 : ギャラリー葉月
      神戸市中央区小野柄通 7−1−5 マキビル 3階
      Web URL: http://www.mmjp.or.jp/maki-building/
                     
                     


 あでやっこ」とは...

 あでやっこという魚は、体長30㎝位の、主に太平洋・インド洋に分布するキンチャクダイの仲間で、日本では沖縄近海でまれに見かける珍しい魚です。正面からみるとブルーの顔がよく目立つため、英語名は "Blue Face Angelfish" と言われています。

 「あでやっこ」は、あでやっこのやさしい響きを倶楽部の名称として、海と南の島を愛する女性ばかり25名のメンバーが、それぞれ沖縄・タイ・インドネシア・フィリピン・オーストラリアそしてモルディブなど内外の海で活動され、毎年夏に神戸で写真展を開催されています。     

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

 
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ビジネス情報
日時
2008年08月04日10:05
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読まれる文書 VS 捨てられる文書 (PHP THE 21)

 文書、手紙、Eメールなどビジネス文書は、面談と違って相手に送付するものだけに、相手から予期しない誤解を受けたり、相手に悪い印象を与えないような文章表現を選び、また、期待した反応や成果を得られるよう、内容、構成を的確に、また、読む相手のことを考えて簡潔にする必要があります。

 今回は、現在発売中の「PHP THE 21」 誌 2008 年8月号が、「読まれる文書 VS 捨てられる文書 - 相手の心をギュッとつかむ'文書テクニック'とは?」と題する特集をしていますので、その主な内容をご紹介します。



 特集記事の内容:

 ビジネス第一線の方々から取材した、相手に合わせてタッチを変える、最初の一枚に時間をかける・・・”目からウロコ”の文書テクニックの紹介、また、相手を説き伏せるビジネス文書の作成”についての提案

 経営コンサルタント 大前研一 氏 - - ”相手を説き伏せるビジネス文書”
   
 マッキンゼー&カンパニー日本支社長、同本社ディレクターなどを歴任された大前氏からの提案は、 ”ビジネス文書にはすべて、明確な目的がある! 相手の考えを予測して、トーンや文体を変えよう” です。

 OECD(経済開発機構) によるOECD加盟30か国と非加盟27か国・地域を対象とした2006 年度生徒の学習到達度調査によれば、日本の順位は同調査が始まった 2000 年以来下がり続けており、なかでも、とくに凋落が激しいのが読解力という結果が出ています。

 大前氏は、文章力と読解力とは表裏一体で、読む力が落ちているなら、書く能力も下がっているのではと警鐘を鳴らされています。

 OECD生徒の学習到達度調査 (PISA) 2006 年国際調査結果 - (OECDウェブサイトへリンク)
 
 以上のような背景から、次の三つのテーマについて、大前氏の経験や推奨が紹介されています。
 
 - 相手を変えられないビジネス文書は失格
 - '論理的'であること”が、ビジネス文書の最低条件
 - 論旨の骨格を定めてから書き始めるのが効果的

 大前氏からの具体的な提案は次のとおりです。

 最近は文書の作成にもスピードが要求され、文例をコピー&ペーストでは速度は上がらない。論旨の骨格を固めてから書き始める。

 - いまわかっていることから結論に至るまでの道筋を、フローチャートにして白紙に書き出す。
 - それを「起承転結」に再編成する。 (記事末尾の注釈参考)
 - 最終構成に従って文章化する。
 - 書いたら、相手に見せる前に、必ず誰かに目を通してもらう。

 (株)オール アバウト代表取締役 江幡哲也 氏 - - ”上司を説得できるビジネス文書”
   
 リクルート社から独立し、オール アバウト社を創業され活躍されています江幡氏からの提案は、 ”他人の文書を上書きしても、化けの皮が剥がれてしまう!フレームワークをつくって情報を流し込もう” です。

 リクルート社時代にさまざまな新規事業に成功され「リクルートの立ち上げ屋」と呼ばれた江幡氏からは、社内の根回しや顧客への提案書など”文書で人を動かす力”をどう身につけるかを中心に、次の三つのテーマについて事例や経験が紹介されています。
 
 - 相手のリズムを乱さないように書く。
 - 砕けた文章表現は、関係性を考えて使う。
 - 自分のフレームワークは、一朝一夕ではできあがらない。

 また、「’江幡流’提案書のまとめ方 5」も紹介されています。
  1. ポイントを簡潔にまとめる。
  2. 事実と意見を明確に分ける。
  3. ネガティブな情報も入れる。
  4. 具体的な提案を必ず入れる。
  5. 情報は足りないくらいの方がよい。

 トムソン・ロイタージャパン (株) 梅森浩一 氏 - - ”誰もが読みたくなる社内文書”
   
 チェース・マンハッタン銀行などで人事部長を歴任された梅森氏からの提案は、" 「早さ」「正確さ」「独自性」のバランスがなにより大切だ! 読むメリットを感じさせるひと言を添えよう"です。

 人事のプロは、仕事術のプロでもあります。「サクッと」仕事をこなして、残業しない技術も併せ持たれている梅森氏からの提案は、次の四つのテーマについての事例や経験dです。
 
 - 社員をお客様と捉え、コントロールする。
 - ありきたりな回答を事例として先に出す。
 - 冗長な文章は読み手の負担になる。
 - ハウツー書の内容よりも自社の文書スタイルを優先する。

 また、同誌編集部作成の社内アンケート案に対しては、次のような具体的な改善の提案をされています。

 1. 箇条書きには、いたずらに番号を振らない方がよい。優先順位と勘違いされる。
 2. 選択項目は、マルで囲むだけにして、希望の回答数を明記しておく。
 3. 締め切りをアバウトにしない。
 4. 特記事項を付け足さない。

 エイペックス・エンタテインメント (株) 原尻淳一 氏 - - ”受け手の心に刺さる企画書”

 「IDEA HACKS!」、「PLANNING HACKS」 (東洋経済新報社) などの著者で知られる原尻氏からの提案は、”先輩の型を学び、自分のロジックで再編集し、相手にフィットさせよ! 相手が欲するものをギリギリまで考え抜こう” です。

 若いころ、先輩の素晴らしいと思う企画書を参考にされていた原尻氏は、江戸時代の茶人・川上不白の物事を習得する際の段階を表現したことわざ「守・破・離」を引用し、「守」は師匠の型をまねること、「破」は学んだ型を一旦分解して自分なりのアレンジをすること、「離」はそれらを再構築して自分の型を作る - ことを推奨されています。

 また、次のようなテーマで「読み手の興味を惹くにはどうすればいい!」について、事例や経験を紹介されています。

 - まずは先輩の企画書のロジックをまねてみる。
 - 自分の主張ばかりでは、相手の心は動かせない。

 次のような「’原尻流’企画書のまとめ方 4」も紹介されています。
  1. 最初に企画目的を述べる。
  2. 伝えたい部分は、簡潔な文章とする。
  3. 日ごろ伝える資料をストックする。
  4. 本質をとらえ、平易に説明する。

 (株)ピーチ・ジョン代表取締役 野口美佳 氏 - - ”顧客の目を惹くキャッチコピー”

 輸入下着通販会社ピーチ・ジョンを設立し、バイヤー兼社長として活躍されている野口氏からの提案は、”重要なのは、日ごろから情報収集を怠らないこと、二十四時間体制でアイデアをストックしておこう” です。

 カタログに掲載されたコピーとビジュアルこそが、重要な接点である通信販売ビジネスにおいて、顧客を買う気にさせ、リピーターになってもらうようなコピー術について、次のようなテーマで経験を紹介されています。

 - 売れる商品は、見た瞬間にセールスポイントが浮かぶ
 - 日々考え続けることで、創作スピードがアップ

 また、次のような’野口流’メール術を実行されています。

 社内メールや文書は、体裁よりも「機能優先」する。企画書や社内文書は「箇条書きで一枚」にまとめ、必要であれば資料を添付すればよいというのが野口氏の考え方。「へりくだりすぎて何がいいたいのかよくわからい文章よりも、要点のみを簡潔に伝える文章の方がビジネス文書には適している」という。素っ気ない文章では相手に対して失礼なのではと心配になるところだが、「それを補うのは人間性」と野口氏。メールでは「自分らしいひと言」を加えるようにしているという。

 作家 清水義範 氏 - - ”確実に誠意が伝わる社外文書”

 「大人のための文章教室」、「スラスラ書ける!ビジネス文章」(講談社)など、文章指南書の著書もある清水氏からの提案は、”仕事に対する真摯な姿勢を伝えることがスタートラインだ!’名文’ではなく’名案’を’熱意’をもって書こう”です。

 若いころサラリーマンをされていた清水氏は、「最初はあまり背伸びしすぎないことですよ!!」とコメントされ、次の三つのテーマについて経験や「ビジネス文書の勘所」も紹介されています。
 
 - ビジネス文書には社風が出る。
 - 相手に文書を出す理由を明記しよう。
 - 仕事と無関係のプライベートネタには注意する。

 「ビジネス文書の勘所」(初級編)
  1. 報告書: 内容が脱線しないためにも、書き始める前に報告すべき内容を頭の中でまとめておく。
  2. 議事録: 出席者が誰で、討議内容が何で、結論はこうなった、というように事務的に簡潔にまとめる。
  3. 依頼書: 社内向けなら、社外向けよりも多少緩やかな文面で、親しみやすい方がよい。
  4. 照会文: 回答を期待しているときは、いつまでに答えてほしいか、期日を明記することが大切
  5. 稟議書: 決裁はお金にからむ場合が多いので、目的と効果、必要金額を分かりやすく書く。
  6. 始末書: 自分に非がある以上、言葉を尽くしてしっかりと謝る。誠実かつ丁寧に書く。

  資料:速く文章が書ける人 VS 書けない人の違いは?

      速く文章が書ける人

        白紙にフローチャートを書く
              ↓
        起承転結に再編成する (記事末尾の注釈参考)
              ↓
        骨子を固めて一気に文章化 ◯

      速く文章が書けない人

        いきなり文章を打ちはじめる
              ↓
        論旨が見えなくなる
              ↓
        もう一度振り出しに戻る X

        (資料:大前研一氏からの取材をもとにPHP THE 21編集部が作成)

 PHP THE 21誌には、上記の第一部プロフェッショナルの「使える文書術」に加え、第二部実践!”絶対に読まれる”文書テクニックには、テクニカルライター・立教大学情報学部非常勤講師富永敦子氏による「上司&顧客の評価が上がる文書 vs 下がる文書」、また、(株) ボストンコンサルティンググループ塚原月子氏、(株) ブログウォッチャー羽野仁彦氏、グッドリビング(株) 桑原有見恵氏による「第一線で活躍するビジネスパーソンの文書術」が掲載されています。

(参 考)

1. 「PHP THE 21」誌について

 PHP研究所が月一回発行するビジネス雑誌。実力主義時代のいま、ビジネスマンには仕事の能力やスキルをアップさせることが強く求められていることから、そのような要請に答えるため、ビジネスに関する特集や最新の話題、情報を紹介し、ビジネスマン必読の情報誌づくりをめざしておられます。
  
 PHP研究所ウェブサイトURL (ウェブサイトへリンク)

2. 必読の近刊ビジネス雑誌のメールライティング特集記事
 
  *日経ビジネス アソシエ 2008年7月1日号
     伝わるメール 嫌われるメール  
  *プレジデント 2008年6月2日号
     読まれる文書、バカにされる文書
  *日経キャリアマガジン 2008年4月号
     ビジネスメールはビジネス文書、契約書の一種
  *日経WOMAN 2008年1月号
     夢をかなえる 強みがみつかる 「書く! 技術」
  *ASCII 2007年12月号
     達人のノウハウを実装せよ 「仕事メール100の実弾 コツ+フレーズ」
  *プレジデント 2007年6月4日号
      伝える、知恵を出す、人を動かす 「実践! 書く力」

3. BizEmail.JP Book Shelf メールライティング参考書籍ページ (ウェブサイトへリンク)

4. 環境ニュース・ドットコムの BizEmail.JP Blog 記事紹介ページ (ウェブサイトへリンク)


(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 このブログはビジネス雑誌の記事紹介を目的としています。この記事内容にご関心がある方は、書店で PHP THE 21 誌をご覧ください。

 最近発行されたビジネス雑誌のライティング特集記事について、記事末尾に紹介しておりますのでご参照ください。

(大前氏に関します記事と資料への注釈)

 「起承転結」という表現が使用されていることについて、本ブログの読者から疑義のご連絡をいただいています。ビジネス文書、特に手紙やメールでは「起承転結」は適当ではなく、「結」から始めるという解釈が一般的です。この表現については、大前氏の発言ではなく、取材された記者が誤って使われたと推察します。

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

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仕事力
日時
2008年07月22日02:47
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読まれる文書、バカにされる文書 (プレジデントから)

 文書、手紙、メールなどビジネス文書は、会話と違って相手に送るものだけに、相手から誤解を受けたり、相手に悪い印象を与えないよう気をつけて書く必要があります。また、期待した反応や成果を得られるよう、内容と表現が的確でなければなりません。

 今回は、最近発売された「プレジデント」誌(2008/6/2号)がビジネス文書の書き方について広範囲な特集をしていますので紹介させていただきます。

 

特集記事の内容:

* 「人の気持ちをギュッと掴む」書き方指南 日本電産 永守重信氏
* スラスラ書く技術 多摩大学教授 樋口裕一氏・明治大学教授 斉藤孝氏
* 一流企業トップ12人が日常文書を添削!
   目を奪う企画書 ファミリーマート 上田準二氏
   思わず納得の提案書 旭化成 蛭田史郎氏
   意識改革のメール DOWAホールディングス 川廣和氏
   途端に燃える指示書 クレディセゾン 林野 宏氏
   戦略の見える報告書 ベルリッツ・ナショナルインク 内永ゆか子氏
   顔が浮かぶお礼状 大和ハウス 樋口武男氏
   相手も喜ぶ依頼状 インスパイア(元マイクロソフト日本支社) 成毛 眞氏
   刺激のある挨拶状 サイボウズ 青野慶久氏
   チャンスに転じる詫び状 小林製薬 小林 豊氏
   義理ある人への断り状 住友信託銀行 高橋 温氏
   俄然差がつくメモ 日本ゼオン 中野克彦
   カネを生む議事録 りそなホールディングス 細谷英二氏
* ご用心! これが「相手を傷つける」メールだ ライター 石田純子氏
   助言者:平野友朗氏・大嶋利佳氏・山岸弘子氏
* 手ごわい人も落ちる! 「ワルの殺し文句」辞典 作家 佐藤 優氏
* 一目置かれる「大人の漢字」うんちく話 中国文学者 高島俊男氏

 巻頭記事の「人の気持ちをギュッと掴む 書き方指南」では、日本電産・永守重信社長が、メールでも、ここぞという乾坤一擲(けんこんいってき)の場面では、あえて口語体を用いるという永守流で、社員10万人を動かし、育てるという秘策を語り下ろされています。
 永守社長は、日本電産を創業されてから35年間、内外にあてた手紙や社内報の原稿など、実に大量の文書を書いてこられました。現在では社員への指示や激励をメールで出されており、平日で最低100本、週末になると200〜300本のメールを発信されているとのことです。

 「一流企業トップ12人が日常文書を添削!」では、ビジネス界のトップの方々がメッセージ力、人心掌握力、営業EQ(心の知能指数)力、ピンチ対応力、問題把握力、会議誘導力をテーマとし、経験から添削された例が紹介されており、説得力のある記事となっています。 

 「手ごわい人も落ちる! ワルの殺し文句辞典」では、ワルのテクニックが5つ紹介されています。5番目のテクニック「相手をクスリと笑わせるには!」の中で、次のようなユーモラスな表現例が紹介されています。まだ使っておられない方は、試してみませんか。
  〜 永田町でときどき耳にしたフレーズで、「××さんの御依頼は、人殺し以外ならば、何でもやります」というものがある。これは、相手の言うことが無理な依頼だが、特別に受けましょうという意味だ。「○○さんのためならば、何でもします。ただし、人殺しのときは一晩考えさせてください」という変形バージョンもある。〜

 「一目置かれる大人の漢字 うんちく話」では、類推字、書き換え字、合併字・・・・、漢字にはこんな秘密があった!という副題で、「饗応」と「供応」、「藝」と「芸」、「付録」と「附録」などの違いが分かりやすく説明されています。


(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 最近発行されたビジネス雑誌のメールライティング特集記事について、文末に紹介しておりますのでご参照ください。

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

(参 考)

1. 「プレジデント」(PRESIDENT)誌について

 プレジデント社が月二回発行するビジネス雑誌。各界のリーダーや学者・専門家の参画を得て、ビジネスの展開に必要な知識の特集や最新の話題、情報を紹介しており、若い人にも参考になります。
  
 プレジデント社ウェブサイトURL: http://www.president.co.jp/pre/

2. 必読の近刊雑誌メールライティング特集記事

  *日経キャリアマガジン 2008年4月号
     ビジネスメールはビジネス文書、契約書の一種
  *日経WOMAN 2008年1月号
     夢をかなえる 強みがみつかる「書く! 技術」
  *ASCII 2007年12月号
     達人のノウハウを実装せよ「仕事メール100の実弾 コツ+フレーズ」
  *プレジデント 2007年6月4日号
      伝える、知恵を出す、人を動かす「実践! 書く力」

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仕事力
日時
2008年05月14日23:34
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ビジネスメールはビジネス文書、契約書の一種 (日経キャリア...

「ビジネスメールが個人メールと決定的に違うのは、あくまでもそれが会社の一員として相手と取り交わすビジネス文書で契約書の一種です。」これは日経キャリア4月号の特集記事「ビジネスメールの落とし穴 〜嫌われる署名、捨てられる件名〜」のなかで紹介されています、情報コミュニケーション&コンサルタントの浅岡伴夫氏の解説です。



 電子メールの法的な有効性については、2005年国連総会において「国際契約における電子通信の使用に関する国連条約」が採択されたことにより、国際取引や交渉などにおいて電子メールが全世界で法的に有効なものであると、既に認知されています。

 このようなことから、ビジネスメールは、ビジネスを成功させるため、また、あとで問題を引き起こさないよう、的確なライティングを心掛けることが必要です。国連条約に関しては、弊社のウェブサイト(http://www.bizemail.jp/Dr_Thomas_Schoenbaum.html)に掲載しています、私の友人で前米国ジョージア大学法学部教授・現国際基督教大学(ICU)大学院教授のトマス・ショウエンバウム法学博士(国際法)からの寄稿を参照してください。

 今回は、ビジネス文書としても重要なビジネスメールを、より的確に書くための参考としていただくため、特集記事「ビジネスメールの落とし穴」をご紹介します。

 日頃、ビジネスメールをやり取りされていて、次のような失敗を経験をされたことはないでしょうか。

* 同じフォームを使っているので、いつも同じ誤字脱字
* 身内のことなのに敬語
* 分かりやすく箇条書きにしたつもりが整理不足
* 前置きが長すぎて、ワンスクロールで結論にたどり着けない
* 丁寧に書きすぎて、かえって内容が意味不明
* 用件が一目で分からない件名

 この特集記事は、上のような失敗を繰り返さないよう、「書けて一人前のビジネスメール。表現力が問われる文章の書き方に加え、メール独自の決まりごとがいくつかある。落とし穴にはまる前に基本を習得して、コミュニケーション能力を磨こう。」(原文のとおり)という趣旨で編集されています。

 特集記事は次の5つの章に分けられ、イラストを使用し、テーマ毎に分かりやすく解説されています。メールライティングの基礎的知識から、メールの構成、メールを読んで貰う工夫、誤解防止や詫び文の書き方まで、ご参考になるのではないでしょうか。

STEP 1: あなたのメールは相手に失笑されていないか?
STEP 2: 知らないと恥ずかしい?メールの基本ルール
STEP 3: ”分かりやすさ”の大半は準備段階で決まる
STEP 4: 読み飛ばされないメールを書く秘けつ
STEP 5: メールに頼りすぎずにトラブル防止を心掛ける

 コラム欄「メール名人とよばれたい 便利な表現・言い回し」には、ビジネスメールのライティングに便利な数々の慣用表現が紹介されています。使って、覚えましょう。

(参 考)

1:「日経 キャリア」誌について

 株式会社日経HRが発行する月刊のキャリアアップ誌で、20代のビジネスパーソンを対象としていますが、20代でなくても参考になる記事を掲載し、人気があります。

 日経HR : http://www.nikkeihr.co.jp/careerm/

2:必読の近刊雑誌のメールライティング特集記事

 日経WOMAN 2008年1月号
   夢をかなえる 強みがみつかる「書く! 技術」
 ASCII 2007年12月号
   達人のノウハウを実装せよ「仕事メール100の実弾 コツ+フレーズ」
 プレジデント 2007年6月4日号
    伝える、知恵を出す、人を動かす「実践! 書く力」

(BizEmail.JP ブログ編集者から)

 この特集記事では、先にご紹介した浅岡伴夫氏に加え、若手社員教育のエキスパートの岩田徹氏からも助言があり、「結局、一番のビジネスメールライティングの上達法は、信頼できる人に読んで貰って、何度も書き直すことです。自分本位にならず、相手に的確にメッセージが伝わるメールなんて、そう簡単には書けないものです」と特集の最後にコメントされています。

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

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日時
2008年03月16日23:16
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朝11時までメールは読むな! (朝11時までメールは読むな! から)

 「朝11時までメールは読むな!」は、 シオンコンサルティングのCEOの織田隼人氏が、近刊の著書「朝11時までメールは読むな! 「後悔しない決断」の技術 」(講談社BIZ刊)に書かれています「後悔しない決断」のための提案の一つです。書店でこの本の題名を読んで驚かれた方がおられるのではないでしょうか。



 近頃は、会社へ出勤すればパソコンのスイッチを入れ、届いたメールを読むことから一日の仕事を始められる方が多いようです。私もそのひとりで、毎日メールへの対応に追われ、物事をじっくり考える時間を少なくしているので疑問に思っていました。

 織田氏はこの本のなかで、正しい決断と思って行っても、満足できる結果にならないという現状を根本から変えよう!という発想から、ビジネスにおける決断の考え方、情報の使い方、時間の使い方など、いろいろなノウハウを紹介されています。

 そのようなノウハウの一つが、「メールは朝一番で読まずに、仕事をしよう。メールはまとめて処理しよう」なのです。

 その根拠としては、一番頭がしっかりしている出勤後から午前11時までの時間帯に、メールを読んで新たな課題を抱える代わりに、仕事に集中して決断をすれば、正しい決断をくだせるという考え方です。

 また、 織田氏は 、米国で一週間に4時間しか働かない会社社長ティモシー・フェリス氏が、「知的労働者は、少なく見積もっても、働く時間の25パーセントを電子メールに時間を使っている。メールこそが労働時間の最大の項目である」と分析し、「メールを見ると考えが乱されてしまう」、「メールをまとめて読む」、「メールはあくまでもコミュニケーションツールの一つである」と主張されていることを紹介しています。

 これからは、朝は優先して集中力を上げ、正しい決断を行う時間とされてみてはどうでしょうか。

BizEmail.JP ビズイーメールジャパン 代表 稲継正彦
ウェブサイトURL: http://www.bizemail.jp/

参考ウェブサイト: http://www.bizemail.jp/Coffee_Break.html
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2008年01月26日13:27
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