日記帳

音楽、本、映画、ときどき商売。

2019年11月24日 自伝

 今朝、「好色一代男」を読んでいて、これって、井原西鶴の自伝?などという突拍子もないことを邪推してしまいました。読み始めて、なんとなく、森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」を想起させられていたので。
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2019年11月24日12:00
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2019年11月23日 劣化

 毎朝、岩波書店刊・日本古典文学大系「西鶴集 上」を読んでいます。岩波書店刊・日本古典文学大系「西鶴集」は、「上・下」二巻に分かれていて、上巻は「好色一代男」のような好色物、下巻は「日本永代蔵」のような商売物で纏(まと)められています。目下、読書中は、「好色一代男」です。
 「好色一代男」は、50年ほど前に一度読んだことがあるのですが、その時は、面白くも可笑(おか)しくも無くて、全くもって理解できなかったのですが、8年ほど前に、「日本永代蔵」を読んだときは、驚くほど面白かったし、商売とは何ぞや、について恐ろしく勉強になりました。
 今回、「好色一代男」を再読して、というか事実上は、初読して、井原西鶴の文学のスゴサは、「モノを視る眼」「ヒトを視る眼」のスゴサではないか、と圧倒されます。因みに、現下の日本、日本人の劣化は、「モノを視る眼」「ヒトを視る眼」の劣化以外の何ものでもないと考えます。
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2019年11月23日12:00
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2019年11月22日 映画

 先週の水曜日の休日、久し振りで、一年ぶりぐらいで、映画を見ました。「シマロン」。アメリカの西部開拓時代のオハイオが舞台。1931年に製作された映画ですが、1931年の映画とは思えないほど綺麗な画面でした。勿論、モノクロですが。所謂、往年の名画、シネマ・クラシックですが、90年近い年月を経ても、なお色褪せない魅力が一杯なのは、歳月の選別に耐えたが故でしょう。
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2019年11月22日12:00
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2019年11月21日 成長

 岩波書店刊・日本古典文学大系「増鏡」を読み終わって、今朝から、岩波書店刊・日本古典文学大系「西鶴集 上」を読み始めました。実は、大学生の時、一度、読んだことがあるのですが、 全く分からなくて、さっぱり面白くなかったのですが、どうも今回は、面白く読めそうです。私も、それなりに成長できたのでしょうか。


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2019年11月21日12:00
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2019年11月20日 歴史観

 岩波書店刊・日本古典文学大系「増鏡」を読了しました。イヤー、面白かった。思いがけず、「歴史」を考えさせられました。と言うか、「歴史」を実感、体感しました。
 本当は、「増鏡」を読んで、実感した「歴史観」について書きとめたかったのですが、残念ながら、その根気がない。ヤル気になれたら、いつか書いてみたいと思っています。


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2019年11月20日12:00
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2019年11月19日 感想

 どうも感想めいた程度のことなら書けるのですが、私にとっては小難しいことを書こうとすると、もう書けない、書く根気がない。ということで、「増鏡」を読んで、私なりに考えた理屈については、追々、書くつもりなので、指(さし)あたっては、「増鏡」の感想めいたことを書きます。
 しかし、イヤハヤ、「増鏡」も最終章に近づいて、俄然、面白くなりました。スゴイ、スバラシイ。後醍醐天皇が、倒幕を企てたことが露見し、隠岐の島に配流されるくだりを読んでいるのですが、凄い、素晴しい。古典を読む醍醐味、ここに極まれり。


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2019年11月19日12:00
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2019年11月9日 構造

 目下、読書中の「増鏡」は、想定外に面白い。何が面白いかといって、有史以来、今日まで、脈々と受け継がれてきた日本の社会構造、それは支配構造でもあると思うのですが、その構造の骨格が見えてくるのです。見えてきた構造を、私なりに可視化したいと試みるのですが、とても私の手におえるようなものではなそうですが、少し時間を懸けても、やってみたいと思っています。単純に図式化すると、「増鏡」の時代、すなわち鎌倉時代は、公家権門、宗教権門、武家権門の、三者が鼎立した権門体制であった、ということで、公家権門は執政という形態で、宗教権門は護持という形態で、武家権門は守護という形態で、当時の社会を支配した、という構造です。問題は、何故、何を持って、公家権門は執政という形態で、宗教権門は護持という形態で、武家権門は守護という形態で、社会を支配しえたのか、ということです。


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2019年11月09日12:00
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2019年11月8日 荘園

 新たに開墾された田地の所有権は、本来、開墾者に帰属するはずですが、土地の所有をめぐって争奪が絶えないのは、古今東西、普遍の事実で、開墾者は、その土地の所有を確保する手段として、権力を持つ人物、集団に開墾地を寄託するようになりました。奈良時代、権力を持つとされた人物、集団は、貴族であり、寺社でした。貴族、寺社に進んで寄託された田地は、寄進地系荘園と呼ばれています。貴族、寺社は、寄進された土地を、荘園として領有し、その保護、管理による収益によって、経済力を高めていき、経済力を高めることで、さらに権力を強くしていきました。
 しかし、貴族の権力の源泉は、実に朝廷にありました。天皇だけが保有する神的権威こそ、貴族の権力の光背であったのです。貴族、とりわけ藤原氏は、天皇の神的権威を後ろ盾にするために、娘を天皇の后として入内させ、その児を天皇に即位させることで、天皇の外祖父となり、摂政、関白の位につくことによって権力を掌握したのです。今回、「増鏡」を読み進めて、鎌倉時代に於いても、この摂関政治の支配構造が、強固に継続していることに驚きを禁じ得ません。

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2019年11月08日12:00
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2019年11月7日 公地公民

 大和政権が成立した頃、天皇は名実ともに最高権力者であった。天皇の保持する権力の源泉は、天皇が天孫であるが故の権威に基づいていました。しかし次第に葛城氏や物部氏などの氏族が実力者として台頭し、到頭、蘇我氏が、天皇の権力を凌駕する事態に立ち至って、中大兄皇子が、中臣鎌足と共謀して、蘇我氏を倒し、再び、確固とした最高権力者として大化の改新を断行したのです。
 大化の改新は、中国の、政治、経済の諸制度を範として構想されたのですが、その基本は、すべての、土地、人民は、国家に帰属する、という公地公民でした。天皇を最高権力者として、大和政権は、すべての、土地、人民を支配したのです。土地の私有権は認められず、土地の所有権は、すべて大和朝廷に在ったのです。
 大化の改新の、公地公民制によって、土地の所有権は、すべて大和朝廷に在るとされたのですが、農業生産の拡大に伴う人口の増大によって、人民に寄託する土地が不足するようになりました。新たな農地を確保するために、大和朝廷は新田の開墾を奨励し、開墾された農地については、次第に土地の私有を認めるようになりました。私有地が増大した結果、奈良時代には、公地公民制を維持することは困難になり、公地公民制を前提とする天皇の権力基盤は弱体化して行ったのです。


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2019年11月07日12:00
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2019年11月3日 天孫降臨

 天孫降臨の建国神話が、神話としてではなく、実話として語り継がれてきた、という事実は、日本という国の在り方、国家形態を考える上で、極めて重要です。それは、大和政権の成立以来、今日、今現在に至るまで、天皇は、日本人にとって、特別な存在である、ということを意味します。私は、ある時、天皇には、姓が無いことに気付きました。明治時代になるまで、庶民で姓の無い人は沢山いました。江戸時代、姓、すなわち苗字が許されるというのは破格な待遇でしたが、明治になって、すべての国民は、姓を持つことが出来るようになりました。しかし、天皇には、今もって姓が無い。この一事をもってしても、天皇は、特別な存在なのです。
 天皇が、日本人にとって特別の存在なのは、天皇が、天孫であるが故の神的権威を有する存在である、と周知されてきたことにあります。太平洋戦争後、人間宣言をされた後も、日本人は、天皇を、特別な存在である、と認識し続けているのです。まして、あえて人間宣言をされる以前に於いては、天皇に帰属する神的権威は、日本人にとって、絶大な権威を保有し続けて来たのです。


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2019年11月03日12:00
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2019年11月2日 国家

 これから、私が書こうとすることは、実に大雑把だし、いい加減な話で、風呂敷が大き過ぎて、とても、私の手に負えない難題ですが、折角、「増鏡」を読むことで気付かされたことなので、あえて大胆に書き始めます。これから書こうとすることが、はなから大風呂敷なのは、有史以来の日本の歴史を俯瞰しての話だからです。
 日本と言う国が、国家として成立するのは、大和朝廷の成立であったと思われますが、その建国の由来は、ほぼ日本書紀に記されています。日本書紀は、神代の時代から書き起こされていますが、今や、神話とされている神代の話も、神話とされたのは、たかだか75年前からで、太平洋戦争が終わるまでは、建前としてだけではなく、事実として、神代の時代は、神話ではなく、実話であるとされてきました。それは、私が、これまでに読んだ日本の古典文学にも一貫している。どの時代の碩学も、庶民も、日本人は皆な、そう考えていた、信じていました。


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2019年11月02日12:00
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2019年11月1日 根拠

 「増鏡」の時代が、公家権門、宗教権門、武家権門という、権威と勢威を持った権門勢家が、それぞれに権力を保持していた、という権門体制論は、この国においては、何も、この時代に限ったことではなく、今日に至るまで、いつの時代も、そうであった、と私には思えますが、多少、異なるとするなら、当時にあっての、公家権門、宗教権門、武家権門が、少し形を変えてきた、というだけではないか、と私に思えるのです。
 鎌倉時代、公家権門、宗教権門、武家権門が、権力を保持していたのは、公家権門、宗教権門、武家権門が、土地の所有権を確定し保障する権威を有していたからです。唯、その権威の根拠は、それぞれに異なっていた。では、それぞれの権威の根拠は、一体、何に由来するものであったのか。これは、なかなかに問題です。


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2019年11月01日12:00
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2019年10月29日 土地

 私は、15年ほど前、中央公論社刊「日本の歴史」を通読して、社会の統治構造とは、結局、土地の所有権を確定し保障する体制ではないか、と結論づけました。土地の所有権を確定し保障する権威を有する勢力が最高権力者となる。そして土地の所有権を確定し保障する対価として提供される金品、労力が、権力者の更なる権力の源泉となる。恐らく、この統治構造は、有史以来、今日に至るまで変わらない。
 なぜ、土地の所有権を確定し保障する権威を有する勢力が最高権力者となるのか。それは、すべての人間にとって、土地が、生活の拠点であるからです。まず、居住の拠点であり、生業、それが農業であれ、工業であれ、商業であれ、の拠点であるかるからです。土地が、かかるが故に、いつの時代においても、最大の資産価値を有する。であるあるが故に、いつの時代においても、土地は、争奪の対象となるのです。


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2019年10月29日12:00
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2019年10月28日 権門体制

 黒田俊雄が、鎌倉時代を「権門体制」であったと分析し、公家権力と宗教権力と武家権力との三つ巴の権力抗争の時代であった、とする権門体制論を主張されたことを、私は、「増鏡」を読んで、実感します。この時代、公家権門(執政)、宗教権門(護持)、武家権門(守護)という、権威と勢威を持った権門勢家が、それぞれに権力を保持していた、という「権門体制」は、歴史的事実であると実感するのです。
 「増鏡」を読んで驚かされるのは、天皇を中心とする貴族社会が、鎌倉幕府が全国を統一支配しているとされる時代においても、確固とした権力を維持していることです。「増鏡」の文中、繰り返し詳述される、豪華絢爛の宮廷絵巻は、当時の人々は勿論、私も圧倒されるほどです。その一部始終を見るにつけ、なぜ、そのような宮廷絵巻が描きうるのか、その経済的基盤は何だったのか、に思いが到るのです。
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2019年10月28日12:00
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2019年10月27日 史実

 日本の歴史、というのは、歴史的事実があって、その事実に基づいて分析し、解釈して、歴史観として構築された。であるにもかかわらず、歴史的事実、史実は不変であるはずなのに、なぜか全く異なった歴史観があるのは、なぜか。それは、歴史家によって、抽出された史実の多寡、史実に対する見解の相違にある。しかし、史実の尊重は、歴史を語るうえで、最低限の義務、倫理でしょう。史実の無視、曲解があってはならない。
 それはそれとしても、史実の解釈が多岐に亘ることは、在り得る。黒田俊雄が、鎌倉時代を「権門体制」であったと分析したことを、「岩波講座・日本歴史 中世2」のなかの「中世の国家と天皇」という論文で読んだとき、私は、私なりに納得したのですが、今回、「増鏡」を読んで、実感として体得しました。


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2019年10月27日12:00
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